エコ対談

地球温暖化防止への取り組み

NSステンレスでは、ステンレス材料の販売提供活動を通じて、
地球環境問題へ積極的に取り組んでいます。
 

NSステンレス流 環境経営

環境保全・省エネルギー・資源リサイクルを意識しています。

 

(質問者)

TV、新聞などの報道を通じて「地球規模の温暖化や環境破壊問題が取り上げられていますが、今後の事業活動の中でどのような影響があると考えておられますか?

 

■大野

2011年9月にニューヨークで開催された国連気候変動首脳会議に出席した鳩山元総理は「2020年までに1990年比でCO2の排出量の25%削減を目指す」ことを、世界に向けて意思表明をしました。

 

これに対して、産業界では具体案が明示されていないこともあり、困惑している部分も ありますが、あらゆる分野で避けては通れない命題であり、今後環境ビジネスが発展していくものと考えられます。

 

ステンレス材料は、鉄鋼材料やアルミ、銅などの非鉄金属材料の中で、「耐熱性、耐食性」の面から唯一の実用材料として、昔から産業機器、公害防止機器で多用されてきました。こういった「環境対策設備、機器」では欠かすことのできない材料と考えていますし、 当社にもそういった問い合わせ、ご相談が最近、随分と増えて来ています。

 

(質問者)

最近、エコ関連設備という言葉を良く耳にしますが、産業分野別での環境対策と使用材料を教えてください。


■大野

地球温暖化問題の元凶といわれているCO2の発生源は、化石燃料といわれている石炭、石油に加えて最近ではさらに液化天然ガスなど発生源が増加しています。

 

産業別に見ていくと、大きく次の3つに分類されます。


 ①「鉄鋼、石油、電力」などのエネルギー多消費型産業
 ②「自動車、船舶、鉄道、航空」などの輸送関連産業
 ③「オフィス、店舗、一般家庭」などの生活関連産業

 

これらの分野で、「省エネルギー、創エネルギー」が精力的に進められています。

 

例えば、エネルギー多消費型産業の鉄鋼業では日本はもっとも省エネ技術が進んでいるといわれていますが、従来最もCO2排出量が多かった、コークス炉(石炭を蒸し焼きにする設備)を完全に密閉型とし、さらに発生する熱で発電するCDQ設備が開発され、国内ではほぼ普及し、現在海外にこの技術が輸出されるまでになっています。

 

こういった設備には850℃以上の高温で、耐熱ステンレス鋼SUS310Sが多く使われていますが、当社では「高温での耐久性長寿命化が可能で、かつ高価なNi原料を節減したNAR-AH-4という材料」をご提案し評価をいただき、徐々に普及し始めています。

 

(質問者)

私たちの身近のところでも使用されているのでしょうか?

 

■大野

これまで、CO2の発生抑制対策に遅れをとってきた民生分野(オフィス、店舗、家庭)でも、省エネルギー、創エネルギーの両面から急激に実用化が進んでいます。

 

例えば、電力を中心に進められて来た「エコキュート」では、大量に使用されている給湯、温水をエネルギー効率の高いヒートポンプ方式で供給することにより、従来よりも大幅に使用電力を節約できるようになりました。これらの熱交換器、給湯タンクには応力腐食割れに強い、SUS444が大量に使われています。

 

都市ガス燃料では、従来のガス燃焼給湯装置に比べ、排出熱量を大幅に節減できる「エコジョーズ」が急速に普及しつつあり、その熱交換器部品には耐食性にすぐれたSUS316L(またはSUS315J1、J2)が使用されています。

 

さらに、今後普及に弾みがつくと思われる家庭用燃料電池「エネファーム」も大幅なコストダウンに向け、たゆみなく開発努力が行われていますが、家庭用太陽光発電装置と併せて、家庭での創エネルギーに期待が寄せられており、ここでも耐熱、耐食ステンレス鋼が使用されています。

 

(質問者)

一般の人の目に見えないところで、ステンレス鋼は活躍しているのですね。
今後、地球環境を取り巻く問題で、NSステンレスとしての今後の抱負をお聞かせください。

 

■大野

上記地球温暖化問題以外に、我々と関係する課題として、「廃棄物・有害化学物質対策」 「世界的な水資源問題」など地球レベルで再生可能な環境づくりが重要と考えています。これらの課題に対して、ステンレス材料の果たす役割は大きく、またそこには当社の得意な技術開発、市場開発要素が常に伴います。

 

当社は、技術対応力を併せ持つステンレスの専門商社として、メーカーと一体となり、常に新しい課題にチャレンジし、お客様の課題に対するソリューション提供をし続ける存在価値のある商社を目指していきます。 


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